TD-BD-16AD-USB による録音

Record ディレクトリにある demoTDBD_16ch.n を実行する. 録音が正常に終了すると,ALSA 準拠デバイスの時と同様に 8ch の音声ファイル rec_all_0.wav と,各チャンネル毎にファイルにした rec_each_0.wav, rec_each_1.wav,...,rec_each_7.wav というファイルが生成される.

うまく録音できないときは,次のチェックをする.

  1. マイクロホンは接続されいるか.プラグが抜けていたり,緩んでいないか 確認し,しっかり接続する.

  2. デバイスに付属しているサンプルプログラムを実行してみる. うまく録音できない場合には,カーネルモジュールのインストールが ちゃんとできているか,デバイスにアクセスできているかなどを確認する.

AudioStreamFromMic のパラメータを表 14.6 に示す. TD-BD-16AD-USB を用いる場合は,DEVICETYPE を TDBD16ADUSB に,DEVICE を SINICH にする.

: AudioStreamFromMic のパラメータ表

パラメータ名

設定値

単位

説明

LENGTH

subnet_param 

LENGTH

[pt]

FFT 長

ADVANCE

subnet_param 

ADVANCE

[pt]

シフト長

CHANNEL_COUNT

int 

16

[ch]

録音チャネル数

SAMPLING_RATE

subnet_param 

16000

[Hz]

サンプリング周波数

DEVICETYPE

string 

TDBD16ADUSB

 

デバイスタイプ

DEVICE

string 

SINICH

 

デバイス名

このデバイスは 16 ch 録音が可能である.このサンプルでは, ChannelSelector で,0〜7 ch を選択して録音している.