6.7.34 SourceTransformer

6.7.34.1 ノードの概要

入力された音源定位結果の情報(ID,パワー,方位角,仰角)の値を操作する.ObjectRef 型で指定された値で一定値にすることや,加減乗除することが可能.

6.7.34.2 必要なファイル

無し.

6.7.34.3 使用方法

どんなときに使うのか

音源定位結果のID,パワー,方位角,仰角の値を操作したい場合に使う.各値を指定した一定値にする,指定した値で加減乗除する,等を行う.

典型的な接続例

6.137 に接続例を示す. 主に,ConstantLocalization ,LoadSourceLocation ,LocalizeMUSIC などの音源定位結果を接続する.

\includegraphics[width=\linewidth ]{fig/modules/SourceTransformer}
Figure 6.137: SourceTransformer の接続例: これは Iterator サブネットワーク

6.7.34.4 ノードの入出力とプロパティ

入力

INPUT

: Vector<ObjectRef> 型. 入力となる音源定位結果を接続する. ObjectRef が参照するのは,ID 付きの音源情報を示す Source 型のデータである.

出力

OUTPUT

: Vector<ObjectRef> 型. 変換された後の音源定位結果. ObjectRef が参照するのは,ID 付きの音源情報を示す Source 型のデータである.

パラメータ

Table 6.135: SourceTransformer のパラメータ表

パラメータ名

デフォルト値

単位

説明

ENABLE_ID

bool 

false

 

音源定位結果のIDの編集の可否.

ID_OPERATION_TYPE

string 

CONST

 

音源定位結果のIDの編集の種類(CONST, ADD, SUB, MUL, DIV).

ID                  

Object 

Vector<int> 

 

音源定位結果のIDの編集に使用する値.

ENABLE_POWER

bool 

false

 

音源定位結果のパワーの編集の可否.

POWER_OPERATION_TYPE

string 

CONST

 

音源定位結果のパワーの編集の種類(CONST, ADD, SUB, MUL, DIV).

POWER               

Object 

Vector<float> 

 

音源定位結果のパワーの編集に使用する値.

ENABLE_AZIMUTH

bool 

false

 

音源定位結果の方位角の編集の可否.

AZIMUTH_OPERATION_TYPE

string 

CONST

 

音源定位結果の方位角の編集の種類(CONST, ADD, SUB, MUL, DIV).

AZIMUTH             

Object 

Vector<float> 

 

音源定位結果の方位角の編集に使用する値.

ENABLE_ELEVATION

bool 

false

 

音源定位結果の仰角の編集の可否.

ELEVATION_OPERATION_TYPE

string 

CONST

 

音源定位結果の仰角の編集の種類(CONST, ADD, SUB, MUL, DIV).

ELEVATION             

Object 

Vector<float> 

 

音源定位結果の仰角の編集に使用する値.

ENABLE_ID

: bool 型. trueを選択すると,音源定位結果の ID の編集が可能になる. デフォルトは false

ID_OPERATION_TYPE

: string 型. ENABLE_ID に trueを指定した場合に,編集の種類を指定する. CONST はパラメータ ID で指定した値で置き換え,ADD,SUB,MUL,DIV は,それぞれ,パラメータ ID で指定した値で加減乗除する.

ID

: Object 型. ENABLE_ID に trueを指定した場合に,その編集に使用する値を指定する. 要素が1つしかない場合は、その値を使用して全音源定位結果を操作する. 各音源定位結果ごとに値を指定したい場合は, Vector<int> で指定する. その場合, 要素数が入力の音源定位結果より少なければそれ以降は最後の値が使用される.

ENABLE_POWER

: bool 型. trueを選択すると,音源定位結果のパワーの編集が可能になる. デフォルトは false

POWER_OPERATION_TYPE

: string 型. ENABLE_POWER に trueを指定した場合に,編集の種類を指定する. CONST はパラメータ POWER で指定した値で置き換え,ADD,SUB,MUL,DIV は,それぞれ,パラメータ POWER で指定した値で加減乗除する.

POWER

: Object 型. ENABLE_POWER に trueを指定した場合に,その編集に使用する値を指定する. 要素が1つしかない場合は、その値を使用して全音源定位結果を操作する. 各音源定位結果ごとに値を指定したい場合は, Vector<float> で指定する. その場合, 要素数が入力の音源定位結果より少なければそれ以降は最後の値が使用される.

ENABLE_AZIMUTH

: bool 型. trueを選択すると,音源定位結果の方位角の編集が可能になる. デフォルトは false

AZIMUTH_OPERATION_TYPE

: string 型. ENABLE_AZIMUTH に trueを指定した場合に,編集の種類を指定する. CONST はパラメータ AZIMUTH で指定した値で置き換え,ADD,SUB,MUL,DIV は,それぞれ,パラメータ AZIMUTH で指定した値で加減乗除する.

AZIMUTH

: Object 型. ENABLE_AZIMUTH に trueを指定した場合に,その編集に使用する値を指定する. 要素が1つしかない場合は、その値を使用して全音源定位結果を操作する. 各音源定位結果ごとに値を指定したい場合は, Vector<float> で指定する. その場合, 要素数が入力の音源定位結果より少なければそれ以降は最後の値が使用される.

ENABLE_ELEVATION

: bool 型. trueを選択すると,音源定位結果の仰角の編集が可能になる. デフォルトは false

ELEVATION_OPERATION_TYPE

: string 型. ENABLE_ELEVATION trueを指定した場合に,その編集に使用する値を指定する. CONST はパラメータ ELEVATION で指定した値で置き換え,ADD,SUB,MUL,DIV は,それぞれ,パラメータ ELEVATION で指定した値で加減乗除する.

ELEVATION

: Object 型. ENABLE_ELEVATION に trueを指定した場合に,その編集に使用する値を指定する. 要素が1つしかない場合は、その値を使用して全音源定位結果を操作する. 各音源定位結果ごとに値を指定したい場合は, Vector<float> で指定する. その場合, 要素数が入力の音源定位結果より少なければそれ以降は最後の値が使用される.