10.3 特徴量をファイルに保存したい

Problem

HARK  を使って抽出した特徴量を保存したいときに読む.

Solution

特徴量を保存するためには,SaveFeatures モジュールもしくは SaveHTKFeatures を使う.SaveFeatures モジュールは特徴量を float バイナリ形式で保存するためのモジュールであり,SaveHTKFeatures モジュールは特徴量を HTK 形式で保存するためのモジュールである.

10.4に特徴量を保存するためのネット ワーク例を示す.ここでは,AudioStreamFromWave モジュール から読み込まれた1 ch 音声信号から特徴量抽出を行い保存 する.この図10.4の様に抽出した 特徴量をSaveFeatures モジュールの入力とすることで保存 することができる.

\includegraphics[width=120mm]{fig/recipes/Save-Feature}
Figure 10.4: Sample netwok to save feature

Discussion

SaveFeatures モジュールは特徴量を 32 bit 浮動小数点型,リトルエンディアンで 保存する.SaveHTKFeatures モジュールは特徴量を HTK 形式で保存する. どちらを使用するかは,ファイルの利用目的に依存する.例えば HTK を用いて 音響モデルの学習を行いたい場合は,HTK 形式の方が便利である.

See Also

保存するファイル形式については,HARK  ドキュメントの SaveFeatures ,SaveHTKFeatures モジュールの説明を読むと良い. ファイル形式については,同じく HARK ドキュメントの float バイナリ 節を見ると良い.