5.1.3 GHDSS 用 分離行列

分離行列は, SM サブチャンクを用った HGTF 形式のファイルとして表現する, 音源分離伝達関数ファイルは, GHDSS のプロパティ INITW_FILENAME に指定することができる. また,EXPORT_W を trueにした際に現れる EXPORT_W_FILENAME を 指定することで分離行列ファイルを出力することができる. 具体的にどのように使われるかは,GHDSS を参照されたい.

SM サブチャンクの定義を表 5.6 に示す. 多次元配列のメモリの並びは row major (C言語の場合と同じ)である.

Table 5.7: SM サブチャンクの定義

char[4]

"SM "

int

チャンクのサイズ,

 

8+12*Ns+4+4*Nf+8*Ns*nmic*Nf [bytes]

short[2]

SM バージョン(メジャー,マイナー)

int

音源位置数(Ns)

Vector3[Ns]

音源位置の座標[m]

int

周波数ライン数(Nf)

int[Nf]

インデックスから周波数ビンへのマップ

complex<float> [Ns][nmic][Nf]

分離行列