5.2 Matrix バイナリ形式

ある方向の伝達関数など、行列を表現するためのフォーマット。 図 5.2 に概要を示す。

最初の 32 バイトに、 HARK の Matrix バイナリ形式で表すことを示す文字列が入り、 次の 32 バイトにデータ型を表す文字列が入る。 データ型には、 int32, float32, complex があり、 それぞれ 4バイト整数、 4 バイト浮動小数点数、 4バイト浮動小数点数を実数・虚数にそれぞれ持つ複素数を意味する。 続いて、行列の次元数を表す 4バイト整数 (現時点ではテンソルは表現しないので 2 で固定) があり、 行・列の順にサイズが 4バイト整数で入る。 その後、1行1列目の要素、 1行2列目の要素。。。 という順で 行列の内容が保存される。

\includegraphics[width=.9\linewidth ]{fig/formats/matrix-ja}
Figure 5.2: Matrix バイナリ形式の概要