6.3.5 EstimateLeak

6.3.5.1 ノードの概要

他チャネルからの漏れ成分の推定を行う.

6.3.5.2 必要なファイル

無し.

6.3.5.3 使用方法

どんなときに使うのか

GHDSS を使った音源分離後のノイズ除去に用いる.

典型的な接続例

EstimateLeak の接続例は図 6.47 の通り. 入力は で音声のパワースペクトルで,GHDSS の出力である. 出力は CalcSpecAddPower に接続する.

\includegraphics[width=.95\textwidth ]{fig/modules/EstimateLeak}
Figure 6.47: EstimateLeak の接続例

6.3.5.4 ノードの入出力とプロパティ

入力

INPUT_POWER_SPEC

: Map<int, ObjectRef> 型. 音源 ID とパワースペクトルの Vector<float> 型データのペア.

出力

LEAK_POWER_SPEC

: Map<int, ObjectRef> 型. 音源 ID と漏れノイズのパワースペクトル Vector<float> 型データのペア.

パラメータ

Table 6.43: EstimateLeak のパラメータ表

パラメータ名

デフォルト値

単位

説明

LEAK_FACTOR

float 

0.25

 

漏れ率.

OVER_CANCEL_FACTOR

float 

1

 

漏れ率重み係数.

6.3.5.5 ノードの詳細

本ノードは,他チャネルからの漏れ成分の推定を行う. 詳細は6.3.8節の PostFilter ノード 1-b) 漏れノイズ推定を参照のこと.