5.3.1 伝達関数ファイルのディレクトリ構造

伝達関数ファイルのディレクトリ構造は下記のようになっている。なお、 / で終わる名前はディレクトリを表す。

transferFunction/ --- whatisthis.txt
                   |- microphone.xml
                   |- source.xml
                   |- localization/ --- tf00000.mat
                   |                 |- tf00001.mat ...
                   |
                   |- separation/   --- tf00000.mat
                                     |- tf00001.mat ...

ルートディレクトリは transferFunction である。 まず、ファイルの種類を表す whatisthis.txt があり、内容は transfer function である。 また、伝達関数に対応するマイク位置を表す microphone.xml と、 伝達関数の計測位置を表す source.xml がある。 定位用伝達関数は localization/ ディレクトリ以下に、分離用伝達関数は separation/ ディレクトリ以下に保存される。 各ディレクトリ内のファイルは全てフォーマット文字列で使用する tf%05d.mat の形式になる。 つまり、伝達関数ファイルの名前は、 source.xml 内の id に対応する数字を 5 桁で表した文字列 (0 詰め) となる。

なお、localization/ と separation/ は、いずれか、あるいは両方が空でも構わない。 例えば、 localization/ 以下が空の場合、旧ファイルフォーマットで使用した分離用伝達関数に相当する。 また、 localization/ と separation/ の両方に Matrix 形式のバイナリファイルがある場合、 従来の分離用伝達関数ファイルと定位用伝達関数ファイルを1ファイルに統合したものに相当する。