5.2.2 ノイズ位置テキスト形式

ノイズ位置テキスト形式は,GHDSS で固定方向からの定常ノイズ方向を 指定するためのファイルである. GHDSS モジュールの FIXED_NOISE プロパティで trueを 選択すると, FIXED_NOISE_FILENAME プロパティが現れる. この欄にノイズ源形式の音源座標を与えると,その方向のノイズを 既知ノイズ源として処理する.

原点からのノイズ源方向を,3次元のベクトル(大きさ 1)で示す. なお,指定できるノイズ源の数は,1つである.

下記に各タグの説明をする。
Table 5.9: ノイズ位置テキストのタグ定義

タグ名

説 明

hark_config

ファイル種別

 

id : "NoiseLocation" 固定

 

major: メジャー番号 (2)

 

minor: マイナー番号 (0)

Comment

コメント

NoiseSources size

"1" 固定

NoiseIndex

"0" 固定

Position

音源位置座標

 

マイクロホンアレイの中心(原点)から測定場所への方向ベクトル(x,y,z) を表す.

 

ベクトルの大きさ $\sqrt{x^2 + y^2 + z^2}$ が1.0になるように記述する.

 

unit: meter

 

type: cartesian

X

音源位置座標: X軸 (上記Positionタグ参照)

Y

音源位置座標: Y軸 (上記Positionタグ参照)

Z

音源位置座標: Z軸 (上記Positionタグ参照)


ノイズ位置ファイルの記述例
<hark_xml>
<hark_config id="NoiseLocation" major="2" minor="0">
 <Comment>created by harktool4</Comment> 
 <NoiseSources size="1"> 
  <NoiseSource> 
   <NoiseIndex>0</NoiseIndex> 
   <Position unit="meter" type="cartesian"> 
    <X>-4.37114e-08</X> 
    <Y>-3.82137e-15</Y> 
    <Z>1</Z> 
   </Position> 
   </NoiseSource> 
  </NoiseSources> 
 </hark_config> 
</hark_xml>