6.7.28 SourceTransformer

6.7.28.1 ノードの概要

入力された音源定位結果の情報(ID,パワー,方位角,仰角)の値を操作する.ObjectRef 型で指定された値で一定値にすることや,加減乗除することが可能.

6.7.28.2 必要なファイル

無し.

6.7.28.3 使用方法

どんなときに使うのか

音源定位結果のID,パワー,方位角,仰角の値を操作したい場合に使う.各値を指定した一定値にする,指定した値で加減乗除する,等を行う.

典型的な接続例

6.119 に接続例を示す. 主に,ConstantLocalization ,LoadSourceLocation ,LocalizeMUSIC などの音源定位結果を接続する.

\includegraphics[width=\linewidth ]{fig/modules/SourceTransformer}
Figure 6.119: SourceTransformer の接続例: これは Iterator サブネットワーク

6.7.28.4 ノードの入出力とプロパティ

入力

INPUT

: Vector<ObjectRef> 型.入力となる音源定位結果を接続する.ObjectRef が参照するのは,ID 付きの音源情報を示す Source 型のデータである.

出力

OUTPUT

: Vector<ObjectRef> 型. 変換された後の音源定位結果.ObjectRef が参照するのは,ID 付きの音源情報を示す Source 型のデータである.

パラメータ

Table 6.111: SourceTransformer のパラメータ表

パラメータ名

デフォルト値

単位

説明

ENABLE_ID

bool 

false

 

True,false から選択.

ID_OPERATION_TYPE

string 

CONST

 

ENABLE_ID が True の場合有効.CONST,ADD,SUB,MUL,DIV から選択.

ID                  

ObjectRef 

Vector<int> 

 

ENABLE_ID が True の場合有効.

ENABLE_POWER

bool 

false

 

True,false から選択.

POWER_OPERATION_TYPE

string 

CONST

 

ENABLE_POWER が True の場合有効.CONST,ADD,SUB,MUL,DIV から選択.

POWER               

ObjectRef 

Vector<float> 

 

ENABLE_POWER が True の場合有効.

ENABLE_AZIMUTH

bool 

false

 

True,false から選択.

AZIMUTH_OPERATION_TYPE

string 

CONST

 

ENABLE_AZIMUTH が True の場合有効.CONST,ADD,SUB,MUL,DIV から選択.

AZIMUTH             

ObjectRef 

Vector<float> 

 

ENABLE_AZIMUTH が True の場合有効.

ENABLE_ELEVATION

bool 

false

 

True,false から選択.

ELEVATION_OPERATION_TYPE

string 

CONST

 

ENABLE_ELEVATION が True の場合有効.CONST,ADD,SUB,MUL,DIV から選択.

ELEVATION             

ObjectRef 

Vector<float> 

 

ENABLE_ELEVATION が True の場合有効.

ENABLE_ID

: bool 型. True,false から選択する. True の場合,音源定位結果のIDを操作する.

ID_OPERATION_TYPE

: string 型.ENABLE_ID で True が指定された場合のみ有効.CONST,ADD,SUB,MUL,DIV から選択する. CONST は 指定した値に,ADD,SUB,MUL,DIV は,それぞれ,指定した値を入力の値に加減乗除する.

ID

: ObjectRef 型.ENABLE_ID で True が指定された場合のみ有効. 要素が1つしかない場合は、その値を使用して全音源定位結果を操作する.各音源定位結果ごとに値を指定したい場合は, Vector<int> で指定する.その場合, 要素数が入力の音源定位結果より少なければそれ以降は最後の値が使用される.

ENABLE_POWER

: bool 型. True,false から選択する. True の場合,音源定位結果のパワーを操作する.

POWER_OPERATION_TYPE

: string 型.ENABLE_POWER で True が指定された場合のみ有効.CONST,ADD,SUB,MUL,DIV から選択する. CONST は 指定した値に,ADD,SUB,MUL,DIV は,それぞれ,指定した値を入力の値に加減乗除する.

POWER

: ObjectRef 型.ENABLE_POWER で True が指定された場合のみ有効. 要素が1つしかない場合は、その値を使用して全音源定位結果を操作する.各音源定位結果ごとに値を指定したい場合は, Vector<float> で指定する.その場合, 要素数が入力の音源定位結果より少なければそれ以降は最後の値が使用される.

ENABLE_AZIMUTH

: bool 型. True,false から選択する. True の場合,音源定位結果の方位角を操作する.

AZIMUTH_OPERATION_TYPE

: string 型.ENABLE_AZIMUTH で True が指定された場合のみ有効.CONST,ADD,SUB,MUL,DIV から選択する. CONST は 指定した値に,ADD,SUB,MUL,DIV は,それぞれ,指定した値を入力の値に加減乗除する.

AZIMUTH

: ObjectRef 型.ENABLE_AZIMUTH で True が指定された場合のみ有効. 要素が1つしかない場合は、その値を使用して全音源定位結果を操作する.各音源定位結果ごとに値を指定したい場合は, Vector<float> で指定する.その場合, 要素数が入力の音源定位結果より少なければそれ以降は最後の値が使用される.

ENABLE_ELEVATION

: bool 型. True,false から選択する. True の場合,音源定位結果の仰角を操作する.

ELEVATION_OPERATION_TYPE

: string 型.ENABLE_ELEVATION で True が指定された場合のみ有効.CONST,ADD,SUB,MUL,DIV から選択する. CONST は 指定した値に,ADD,SUB,MUL,DIV は,それぞれ,指定した値を入力の値に加減乗除する.

ELEVATION

: ObjectRef 型.ENABLE_ELEVATION で True が指定された場合のみ有効. 要素が1つしかない場合は、その値を使用して全音源定位結果を操作する.各音源定位結果ごとに値を指定したい場合は, Vector<float> で指定する.その場合, 要素数が入力の音源定位結果より少なければそれ以降は最後の値が使用される.