6.7.12 MapVectorValueOverwrite

6.7.12.1 ノードの概要

Map<int, ObjectRef> 型の ObjectRef の 特定の Vector 要素を指定した値で置き換える.

6.7.12.2 必要なファイル

無し.

6.7.12.3 使用方法

どんなときに使うのか

Map<int, ObjectRef> 型の ObjectRef の 特定の Vector 要素を指定した値で置き換える際に用いる.指定した値は ObjectRef の型に応じて変換される.

6.7.12.4 ノードの入出力とプロパティ

入力

INPUT

: Map<int, ObjectRef> 型の Map$<$ int , Vector<int> $>$ または Map$<$ int , Vector<float> $>$ または Map$<$ int , Vector<complex<float> > $>$ 型.

出力

OUTPUT

: Map<int, ObjectRef> 型の Map$<$ int , Vector<int> $>$ または Map$<$ int , Vector<float> $>$ または Map$<$ int , Vector<complex<float> > $>$ 型.

パラメータ

Table 6.93: MapVectorValueOverwrite パラメータ表

パラメータ名

デフォルト値

単位

説明

OVERWRITTEN_MIN

int 

0

 

置き換えられる Vector 要素の開始インデクス.

OVERWRITTEN_MAX

int 

0

 

置き換えられる Vector 要素の終了インデクス.

OVERWRITE_VALUE_REAL

float 

0

 

置き換える値. 入力の ObjectRef の型に応じて型変換される.

OVERWRITE_VALUE_IMAG

float 

0

 

置き換える値の虚部. 入力の ObjectRef が int または float の場合は使用されない.

DEBUG

bool 

false

 

置換状況を出力するかどうかの選択.

OVERWRITTEN_MIN

: int 型. 置き換えられる Vector 要素の開始インデクスを指定する. デフォルトは 0.

OVERWRITTEN_MAX

: int 型. 置き換えられる Vector 要素の終了インデクスを指定する. デフォルトは 0.

OVERWRITE_VALUE_REAL

: float 型. INPUT が Map$<$ int , Vector<int> $>$ の場合は int  に型変換される. Map$<$ int , Vector<complex<float> > $>$ の場合は置き換える値の実部になる. デフォルトは 0.

OVERWRITE_VALUE_IMAG

: float 型.            INPUT が Map$<$ int , Vector<complex<float> > $>$ の場合のみ有効で,置き換える値の虚部になる. デフォルトは 0.

DEBUG

: bool 型. trueが与えられると, 置換状況が標準出力に出力される. デフォルトは false

6.7.12.5 ノードの詳細

<例>

INPUT: { 0, $<$ 1 2 3 $>$ }, { 1, $<$ 4 5 6 $>$ }, { 2, $<$ 7 8 9 $>$ }

↓OVERWRITTEN_MIN:0, OVERWRITTEN_MAX:1, OVERWRITE_VALUE_REAL:10

OUTPUT: { 0, $<$ 10 10 3 $>$ }, { 1, $<$ 10 10 6 $>$ }, { 2, $<$ 10 10 9 $>$ }