6.5.2 DeltaPowerMask

6.5.2.1 ノードの概要

本ノードは,音響特徴量の1つである動的対数 パワーのマスク値を生成する.生成したマスク値を入力の マスクベクトルの要素に追加する.

6.5.2.2 必要なファイル

無し.

6.5.2.3 使用方法

どんなときに使うのか

ミッシングフィーチャー理論に基づき,特徴量を信頼度に応じて マスクして音声認識を行う.通常,DeltaMask の後段に用いる.

典型的な接続例

\includegraphics[width=100mm]{fig/modules/DeltaPowerMask}
Figure 6.89: DeltaPowerMask の典型的な接続例

6.5.2.4 ノードの入出力とプロパティ

INPUT

: Map<int, ObjectRef> 型.音源 ID と特徴量のマスクベクトルの Vector<float> 型のデータのペア.マスク値は,0.0 から 1.0 の実数で,0.0 が特徴量を信頼しない状態, 1.0 が信頼する状態を表す.

出力

OUTPUT

: Map<int, ObjectRef> 型.音源 ID と特徴量のマスクベクトルの Vector<float> 型のデータのペア.マスク値は,0.0 から 1.0 の実数で,0.0 が特徴量を信頼しない状態, 1.0 が信頼する状態を表す.

パラメータ

6.5.2.5 ノードの詳細

本ノードは,音響特徴量の1つである動的対数パワーのマスク値を生成する. 生成するマスク値は,常に 1.0 である. 出力マスクの次元数は,入力マスクの次元数 + 1 次元である.