7.1.9 定位用伝達関数ファイルの作成

\includegraphics[width=120mm ]{fig/tools/harktool/ja/localize-1-ja}

Figure 7.8: 定位用伝達関数ファイルの作成
  1. 作業画面の「Localization」ボタンをクリックする.

  2. 左側の設定入力画面に設定値を入力する.

    設定項目概要

    • 作成方法
      計測ベースまたは, 幾何計算を選択できる.
      実際に計測した場合は計測ベースを選択する.
      幾何計算を選択すると伝達関数をシミュレーション生成する.

    • MicArray File
      マイクロホン位置情報ファイル.
      7.1.7節で作成したファイルを指定する.

    • TSP/IR ListFile
      7.1.6節のTSP応答リストファイルまたは,7.1.5節のインパルス応答リストファイルを指定する.

    • サンプリング周波数[Hz]
      伝達関数のサンプリング周波数

    • FFT長[サンプル]
      伝達関数を離散周波数表現するときのビン数

    • TSP長[サンプル]
      録音したTSP 信号1 個分の長さ. あるいはインパルス応答長を設定する.

    • 直接音長[サンプル]
      伝達関数生成の際に使用するサンプル数

  3. 画面下部の「Create」ボタンを押下すると,定位用伝達関数ファイルが作成され, そのファイルの内容が右側に表示される.

    \includegraphics[width=120mm ]{fig/tools/harktool/ja/localize-2-ja}

    Figure 7.9: 定位用伝達関数表示


    出力画面の説明

    出力画面に「plot」と表示されている箇所は,ダブルクリックでグラフ表示可能である.

  4. 「Mic Position」のグラフ表示
    右側枠内の「Mic Position」横の「Plot」表示をダブルクリックする.

    \includegraphics[width=95mm ]{fig/tools/harktool/ja/localize-3-ja}

    Figure 7.10: Mic Positionのグラフ表示結果
  5. 「Source Location」のグラフ表示
    右側枠内の「Source Location」横の「Plot」表示をダブルクリックする.  

    \includegraphics[width=95mm ]{fig/tools/harktool/ja/localize-4-ja}

    Figure 7.11: Source Locationのグラフ表示結果


  6. 「Transfer Function」のグラフ表示
    右側枠内の「Transfer Function」の横の「Plot」をダブルクリックをすると, 図7.12のグラフ表示用設定画面が表示される.
    下記の「設定項目概要」を参考に値を設定,右下の「Plot」ボタンをクリックすると, グラフが表示される

    \includegraphics[width=100mm ]{fig/tools/harktool/ja/localize-5-ja}

    Figure 7.12: Transfer Function設定画面 (Display Targetタブ)

    \includegraphics[width=100mm ]{fig/tools/harktool/ja/localize-6-ja}

    Figure 7.13: Transfer Function設定画面 (Display Typeタブ)


    設定項目概要

    ■ Display Targetタブ

    • 表示対象
      グラフの種別で,下記から選択する.

      • 伝達関数

      • 伝達関数の逆フーリエ変換

    • X軸ラベル
      X軸のラベルを下記から選択する.

      • 周波数 (表示対象が「伝達関数」の場合)

      • 時間 (表示対象が「伝達関数の逆フーリエ変換」の場合)

      • 音源番号

      • マイク番号

      MinとMaxにX軸に表示する間隔を設定することが可能である.
      全表示する場合は,記入不要である.
      Min : X軸に表示する最小値
      Max : X軸に表示する最大値

    • Y軸ラベル
      Y軸のラベルを下記から選択する.

      • 周波数 (表示対象が「伝達関数」の場合)

      • 時間 (表示対象が「伝達関数の逆フーリエ変換」の場合)

      • 音源番号

      • マイク番号

      MinとMaxにY軸に表示する間隔を設定することが可能である.
      全表示する場合は,記入不要である.
      Min : Y軸に表示する最小値
      Max : Y軸に表示する最大値

    • Z軸ラベル
      Z軸のラベルを下記から選択する.

      • Amplitude

      • dB

      • Phase

      MinとMaxにZ軸に表示する間隔を設定することが可能である.
      全表示する場合は,記入不要である.
      Min : Z軸に表示する最小値
      Max : Z軸に表示する最大値


    ■ Display Typeタブ

    • Mic (or SRC or Frec) index for display
      表示するマイク (or ソース or 周波数)番号を選択する

    • プロットパラメータ
      表示するグラフのスタイルを選択する
      以下についてそれぞれ選択できる.

      • プロットスタイル (undefined, dots, points, lines, lines_points)

      • 表面 (undefined, line, mesh)

      • カラーマップ (undefined, pm3d, pm3d map, pm3d at b)

    \includegraphics[width=100mm ]{fig/tools/harktool/ja/localize-7-ja.eps}

    Figure 7.14: Transfer Functionグラフ表示
  7. 作成したファイルの保存は画面下部の「Save」ボタンから行う.