6.7.3 DataLogger

6.7.3.1 ノードの概要

入力されたデータにパラメータで指定したラベルを付与して 標準出力またはファイルに出力する.

6.7.3.2 必要なファイル

無し.

6.7.3.3 使用方法

どんなときに使うのか

ノードのデバッグの際や,ノードの出力を保存して実験や解析に利用し たい場合に使う.

典型的な接続例

例えば,各音源の特徴量をテキストで出力して解析したい場合には, 以下のような接続すればよい.

\includegraphics[]{fig/modules/DataLogger}
Figure 6.78: DataLogger の接続例

6.7.3.4 ノードの入出力とプロパティ

Table 6.65: ModuleNameのパラメータ表

パラメータ名

デフォルト値

単位

説明

LABEL

string 

   

出力するデータに付与するラベル

入力

INPUT

: any .ただし,サポートする型は,Map<int, float> ,Map<int, int> または Map<int, ObjectRef> である. Map<int, ObjectRef> の ObjectRef は, Vector<float> または Vector<complex<float> > のみをサポートしている.

出力

OUTPUT

: 入力と同じ.

パラメータ

LABEL

: 複数の DataLogger を利用したときにどの DataLogger が出力した結果か分かるように,出力するデータに付与する文字列を 指定する.

6.7.3.5 ノードの詳細

入力されたデータにパラメータで指定したラベルを付与して 標準出力またはファイルに出力する.サポートしている型は HARK でよく利 用する音源 IDを キーとした Map 型のみである. 出力される形式は以下の通りである.

ラベル フレームカウント キー1 値1 キー2 値2 $\dots $

本ノードの1フレームカウントの出力は1行で,上記のように最初にパラメータで指定したラ ベル,次にフレームカウント,その後に Map 型のキーと値を全てスペース区切り で出力する.値が Vector の時は,すべての要素がスペース区切りで出力される.