14.4.2 オフライン音源分離 (HRLE を使った後処理あり)

分離音声に後処理として,HRLE で雑音推定を行い,推定値に基き 雑音除去処理を行うサンプルを紹介する.

\includegraphics[width=0.8\textwidth ]{fig/recipes/LearningHARK-separation-hrle.png}
Figure 14.15: MAIN_LOOP (iterator)

Separation ディレクトリに含まれる demoOfflineKinectHRLE.sh を実行する. 実行後,音源分離され,後処理を行った分離音声がファイルに書き出される.

図 14.15 に示すのは, 後処理を含めた demoOfflineKinectHRLE.n のネットワークである. AudioStreamFromWave モジュールでファイルから読み出した音声波形を MultiFFT で周波数領域へと変換し,GHDSS で音源分離し,後処理後, Synthesize で合成し,SaveRawPCM で音声波形を保存している. 後処理は,HRLE , EstimateLeak , CalcSpecAddPower , CalcSpecSubGain , SpectralGainFilter , の組み合わせにより実現している.無指向雑音と,検出した音源のなかから非目的音からの 干渉を推定し,帯域ごとにスペクトルのレベルを調整している.