RASP24 による録音

Record ディレクトリにある demoRASP24_8ch.n を実行する. 録音が正常に終了すると,ALSA 準拠デバイスの時と同様に 8ch の音声ファイル rec_all_0.wav と,各チャンネル毎にファイルにした rec_each_0.wav, rec_each_1.wav,...,rec_each_7.wav というファイルが生成される.

うまく録音できないときは,次のチェックをする.

  1. マイクロホンは接続されいるか.プラグが抜けていたり,緩んでい ないか確認し,しっかり接続する.

  2. RASP の IP アドレスにネットワーク接続されているか? ping を使ってネットワーク接続を確認する.

  3. AudioStreamFromMic に RASP の正しい IP アドレスを設定しているか?

AudioStreamFromMic のパラメータを表 14.7 に示す. RASP24 を用いる場合は,量子化ビット数を 16, 32 bit から選ぶことができる. DEVICETYPE の RASP24-16 は 16 bit で,RASP24-32 は 32 bit である (RASP24 はデバイス名).DEVICE には IP アドレスを指定する. RASP24 を選んだ場合,図 14.5 のように 追加のオプションとして GAIN という項目が増える.

: AudioStreamFromMic のパラメータ表

パラメータ名

設定値

単位

説明

LENGTH

subnet_param 

LENGTH

[pt]

FFT 長

ADVANCE

subnet_param 

ADVANCE

[pt]

シフト長

CHANNEL_COUNT

int 

16

[ch]

録音チャネル数

SAMPLING_RATE

subnet_param 

16000

[Hz]

サンプリング周波数

DEVICETYPE

string 

RASP24-16

 

デバイスタイプ

GAIN

string 

0dB

 

ゲイン

DEVICE

string 

127.0.0.1

 

デバイス名

GAIN は,入力がクリッピングしない範囲で選ぶ.

\includegraphics{fig/recipes/demo-Record-RASP24.png}
: Additional parameter for RASP24